日々の“お手入れ”と
いざというときの“修理”。
革製品は長く愛用していただきたいというのが私たちの想いです。
なぜなら使えば使うほど、革に美しい深みが出てくるから。
そのためには、正しい方法でケアすることが大切です。
そして万が一修理が必要になってしまったときには、遠慮なくご相談ください。
※当オンラインストアでご購入いただいた商品に限ります。
お手入れ方法
長時間ポケットに入れたままだったり、カードや小銭をぱんぱんに詰め込んだり、雨に濡れたり……革製品だって、ストレスがたまると私たちと同じように疲れてしまいます。「おつかれさま」の心を込めて、定期的にお手入れして労ってあげてください。
START NEW LIFE WITH IT
付き合いはじめは、お手柔らかに
お財布などを新調したら、早速お札や小銭、カードを移し替えたくなるもの。でも、ちょっと待って。革製品は、物を詰め込みすぎると一気に伸びてしまいます。一度伸びてしまった革は、元には戻りません。使う物・使わない物をこの機会に見直して、少しずつ馴染ませてからお使いください。
一日の終わりに休息を
家に帰って、上着を脱いで、ほっと一息ついたら、革製品にも休息を。まずは不要なレシートを取り出すなど中身を整理し、余裕があれば乾拭きしてあげましょう。コツは、話しかけるように優しく拭くこと。ファスナーの務歯(むし)部分はゴミが入り込みやすいのでできればブラッシングで。一日の終わりに体をねぎらうように、革製品も様子を気にかけて、ケアを丁寧にするほど、長く良い状態で使うことができます。
月に一度はご褒美を
革は、とっても繊細です。放っておくと油分が抜けてしまい、乾燥肌状態に。そうならないためにも、表面がかさついてきたら、革専用のクリームやオイルなどの専用ケア用品を使ってお手入れを。だいたい月に1度くらい、栄養を与えることでツヤが増し、美しい姿に育ててゆくことができます。日常の乾拭きやブラッシングに加えて、月イチのクリーム。ちょっとしたマメさに革製品もよろこびます。
※クリーム等は直接革に塗り付けず、必ず布へ薄く馴染ませ目立たない部分からお試しください。
汚れたときは、素早く、優しく
万が一汚れてしまったら、「すぐに落とす」ことが肝心。革についた汚れは、時間が経つほど落ちにくくなってしまいます。理想は皮革用クリーナーを使うことですが、布を水で濡らし、水気をよく切ってから優しく拭き取るのも効果的。汚れが落ちないからといってゴシゴシこすると、シミや傷みの原因になるのでお気をつけください。拭いたあとは風通しの良い場所で陰干しし、湿気を飛ばすこともお忘れなく。
水は大敵、あせりは禁物
革製品にとって、水はいちばんの大敵。突然の雨などで濡れてしまったときは、乾いた布で濡れた部分を拭き取ってください。ドライヤーやアイロンなどの熱を使って急いで乾かすのは厳禁。固くなったり、縮んだり、変色したりしてしまいます。また、革は直射日光も苦手。陰干しでゆっくり時間をかけて完全に乾かしましょう。濡れ方によってはシミ、ふくれ、色ムラの原因になります。
「おしりには、ご用心」
実感がなくても、人は毎日大量の汗をかいています。おしりのポケットなど、肌に近い部分に長時間入れ続けると、シミや水膨れ、型くずれしてしまうことがあります。
FOR A LONG TIME....
財布とともに時を重ねて
革製品はお手入れすればするほど、美しく成長します。お手入れをして、長い月日を一緒に過ごしてください。
その他の注意点
革は天然素材です。二つと同じものはなく、個体差があり、均一でもありません。 素材の良さを活かすために過度な表面処理などは行っておらず、生きている時についたキズやシワ、チスジなどが革の表面に表れているものがあります。これらは製造段階で発生する不良ではございません。この牛はよくケンカしたのかな、などと動物が生きていた証に思いを馳せて風合いを楽しんでいただきたいです。
シワ(トラ)
牛の首から肩の部分は牛が見る方向を変えたり動くことによって、表面にスジ状に色むらや折り線が残ることがあります。
チスジ
牛の血管が皮膚のすぐ下を通っていた痕が表面に表れたもの。皮膚の薄い部分、血管が浮いていた部分でははっきりと出ることがあり、天然皮革ならではの風合いです。
黒点(ホクロ)
ペンが滲んだような黒い点です。作業中にペンで書いてしまったわけではなく、牛のホクロです。人と同じように牛にもホクロやアザ、シミがあります。
バラキズ(ケンカキズ)
牛同士のケンカや接触、虫刺され、カサブタなどの痕。ひっかき傷のようなものもあります。
シボ感の違い
同じシュリンク(収縮)レザーでも毛穴の密度の差や個体差で表面のシボ感に差が出ます。
色ムラ・ブレ
同じ一枚の革の中でも繊維密度や厚みの違いにより、染まり具合の差、色ムラが出ることがあります。同じカラーの中でも、濃淡や色みに差が出ます。
ASUMEDERUでは、上記の個性が目立ち過ぎて製品のイメージに合わないものや不具合がある場合以外は大切な命の素材としてなるべく余す所無く使いたいと考えております。予めご了承の上お買い求めくださいませ。
- 容量以上のものを入れてしまうとファスナーやホック、縫い合わせに無理がかかり壊れてしまいます。
- 素材によって衣類から革への色移り、革から衣類への色移りがあります。摩擦や水濡れ、湿気等にご注意ください。
- 一点一点、手作業で作っているため同じ製品でも寸法や色に個体差があります。ご了承ください。
修理について
長く使っているとファスナーが壊れたり、縫い糸が擦り切れてしまうことがあります。「もう使えないかも」と、あきらめる前にご相談を。熟練の職人たちの技で生き返らせることができるかもしれません。
当アスメデル イタクラ オンラインストアでご注文いただいた商品のみ承ります。その他、百貨店・専門店でご購入いただききました商品につきましては恐れ入りますがご購入店にご相談ください。
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お問い合わせ
修理をご希望の際は、まず「お問い合わせ」ページより修理内容をご相談ください。営業時間内(平日10:00~17:00)に返信させていただきます。
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修理品のご送付
弊社からの返信メールの内容をご確認いただき、下記住所へ修理品をお送りください。
【送り先】
〒124-0022
東京都葛飾区奥戸5-5-19
株式会社エリナ
ASUMEDERU修理受付担当宛
TEL:03-3694-3883 -
修理品の確認
弊社にて修理品の状態を確認させていただき、修理の可否・内容・代金・期間などの詳細をメールにてご連絡いたします。修理品によっては、元の材料が使えない場合があり、その際は近い材料に変更させていただく場合がございます。それらの内容でお客様にご了承いただけましたら修理に取り掛からせていただきます。
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修理・ご返送
修理が完了しましたら、お客様のもとへご返送いたします。
- 修理品の状態によっては修復不可能な場合があり、その際は修理をお受けすることができません。
- 仕様変更、オーダーメイドはお受けしておりません。
- 修理期間の目安としては、1ヶ月程度お預かりすることが多いです。
- 修理のご相談は、お問い合わせフォームかメールからお願いいたします。
info@erina-asumederu.com